信用保証協会
中小企業は資金などの面で立場の弱い存在です。
資金調達がスムーズになるように政府の機関、信用保証協会があります。
中小企業が金融機関から事業資金を調達する際に信用保証協会が保証人として中小企業の信用力を補完します。
中小企業にとり、資金調達環境は厳しい現状ですが、中小企業がその能力や創造力を発揮するためには経営基盤を安定、強化することが必要です。
信用保証協会はそのための援助を行っているのです。
信用保証協会を利用できる中小企業は業種や営業形態、資本金、従業員数などの条件があります。
信用保証協会は現在全国で約176万の中小企業が利用しています。
中小企業は金融機関から融資を受ける際、まず信用保証協会に保証の申し込みをします。
信用保証協会は金融機関へ保証の承諾をし、金融機関が中小企業に融資を行います。
中小企業がスムーズに金融機関に返済できれば問題はありませんが、返済が困難な場合は信用保証協会が代位弁済を行います。
その後、中小企業が信用保証協会に弁済を行う仕組みです。
ただし金融斡旋業者などの第三者が介入している場合の保証はしないようですので、注意が必要です。
信用保証料は中小企業の財力などにより、原則として年0.5%から2.2%です。
無担保保証限度額は8千万、普通保証と併せると2億8千万です。
現在全国に中小企業は約470万あると言われます。
その内信用保証協会の保証を利用している企業は約37.5%ほどです。
信用保証協会は中小企業の味方、といえるでしょう。